みなさん、楽しく仕事していますか?
我々は、人生のほとんどを仕事をして過ごすことになります。
人生が80年だとしても、その半分の40年は仕事をしていることになるのですから当然です。
人生の半分を使うのですから、せっかくなら楽しく仕事をしたいと思いますよね。
だからこそ、仕事の選び方はとても重要になります。
実際、みなさんはどのようにして仕事を選んでいますか?
長年不景気が続く日本においては、仕事を選ぶことも厳しくなっています。
ですが、つまらない仕事や自分に合わない職場環境だと、毎日を無駄にしていると同じです。
それでは運気が上がるはずはありません。
楽しくポジティブにしている人だからこそ、運が味方し、運気が上昇するのですから。
今回の記事では、シンプルに仕事の選び方をご説明しますので、
みなさんが仕事を選ぶ基準にしていただけたらと思います。
企業の特性
日本の社会では、一般的によく個性が大事と言っています。
特に会社の就職においては、その募集要項には必ずと言って良いほど、
個性が大事と書かれています。
ですが、これって本当にそうでしょうか。
スタートアップの会社では個性が大事なのはわかります。
でも、個性が大事と言っているのはほとんどが大企業なんです。
じゃあ、その大企業は本当に個性を大事にしていると思いますか?
答えはNOです。
私が大企業に在籍していた経験や、取引先として様々な大企業と付き合ってきて感じたのは、
大企業で必要とされているのは、個性のある従業員ではなく、
組織の言うことを聞き、決まったルールに則って、歯車のように仕事をする人材です。
もし、個性が強く、古いやり方を改善しようとする人が入社してしまったら、
全てがルール化されている大企業にとっては、社内を乱されるマイナス面しかありません。
しかしながら、この環境に悪いイメージを持つ必要もありません。
単純に企業の特性がそうさせているのですから。
大企業とは、既に社内のあらゆるルールが出来上がっていて、成長しているから大企業なんです。
だから、大企業は社内に改革を必要としていません。
既に決まっているルールをかき乱して欲しくないに決まってますよね。
大企業が求めているのは、既に決まったルールの中に入って、歯車になってくれる人材なのです。
もし、このような大企業の中で、新しい提案をしたり、
社内ルールを改善するような個性の強い行動をしたら・・、確実に出る杭は打たれますww
だからと言って、この会社に文句を言っては行けません。
企業には特性というものがありますから、自分にあった企業を選ぶことが重要なのです。
大企業が求める人材
大企業は通常、多くの従業員を抱え、複雑な組織構造を持っています。
このような環境では、個々の従業員が全体のシステムの一部として機能することが求められます。
ここでいう「歯車」とは、組織の中で特定の役割や責任を担い、
規定されたプロセスやルールに従って働く人材を指します。
大企業が歯車を求める理由はいくつかあります。
- 効率性と統一性
大企業は大規模な業務を効率的に進めるために、標準化されたプロセスと手順を持っています。
このため、各従業員がその一部として確実に機能することが重要です。
個々の創意工夫や独自の方法よりも、統一されたやり方が求められます。
- リスク管理
大企業では、一人の従業員が独断で行動することが大きなリスクを伴う場合があります。
統制の取れた環境で働くことで、リスクを最小限に抑えることができるため、
歯車になってくれる人材が必要となります。
- 専門家と分業
大企業では、各部門やチームが専門的な役割を担っています。
個々の従業員が自分の専門分野に集中することで、全体の生産性が向上します。
これにより、効率的な分業体制が確立されるのです。
しかし、このようなアプローチには実は限界があります。
従業員が単なる「歯車」として扱われると、創造性や柔軟性が失われるのです。
また、モチベーションの低下やエンゲージメントの欠如といった問題も生じやすくなります。
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先進企業が求める人材
一方で、先進企業は異なる人材を求めています。
ここでいう「出る杭」とは、いわゆる個性が強く、独自のアイディアや視点を持ち、
現状を打破しようとする積極的な姿勢を持つ人材を指しています。
このような人材は、先進企業にとって、成長や革新にとって欠かせない存在です。
先進企業が出る杭を求める理由もいくつか挙げられます。
- 革新と創造性
先進企業は市場での競争力を維持し、さらにはリードするために、
常に新しいアイディアや技術革新を求めています。
出る杭のような人材は、既存の枠にとらわれず、革新的な解決策やプロジェクトを推進します。
- 柔軟性と適応力
急速に変化する市場環境において、柔軟に適応し、新しい挑戦に応じることが求められます。
出る杭のような人材は、自らの役割を超えて行動し、
必要に応じて新しいスキルや知識を習得することができます。
- リーダーシップと起業家精神
先進企業は、将来的なリーダーや起業家精神を持つ人材を育成することを重視しています。
出る杭のような人材は、自らの意志でプロジェクトを推進し、他者を巻き込む力を持っています。
これにより、企業全体のダイナミズムが高まります。
大企業と先進企業の違い
両者の違いを理解するためには、それぞれの特性や企業文化、価値観を整理してみましょう。
大企業の特性
- 安定性と秩序を重視
- 規則や手順に従うことを奨励
- 専門分野に特化した分業体制
先進企業の特性
- 革新と変化を重視
- 自由な発想と自主性を奨励
- フラットな組織構造と柔軟な役割分担
このように、大企業と先進企業では求められる人材像が大きく異なります。
これは企業の成長ステージや業界特性、競争環境によっても異なるでしょう。
企業にとっての人材戦略
どちらのアプローチが優れているかという議論は一概には難しいですが、
企業が自社の目標やビジョンに応じた適切な人材戦略を取ることが重要です。
例えば、安定した業績を維持しつつ、効率的に事業を展開することを目指す大企業にとっては、
確実に役割を果たす「歯車」となる人材が必要です。
一方で、急成長を目指し、常に新しい市場や技術に挑戦する先進企業にとっては、
創造的で柔軟な「出る杭」となる人材が必要になります。
また、近年では大企業も変革の必要性を認識し、
出る杭のような人材を求める取り組みが始まっているようです。
同時に、先進企業も成長とともに安定性や効率性を重視するようになることがあります。
つまり、その会社が置かれているステージであったり、
会社の規模によっても、求められる人材が変わってくると言えるでしょう。
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まとめ
大企業と先進企業には、大きく異なる特性があります。
どちらの企業においても、利点や課題が存在しており、
それぞれの状況や目標に応じて、適する人材を選択することが求められています。
これは、良い悪いではなく、当たり前のことなんです。
大企業と先進企業では、企業の置かれているステージが違いますから当然です。
どちらの企業においても、組織の成長を高めるために適する人材が異なるだけなんです。
あともう一つ、大きく異なる点があります。
それは、給料面です。
大企業は、給料が高いとは言えない場合が多いですが、
先進企業では、給料が高いことが多いです。
この背景には、日本人には「出る杭」が少ないからだと言えるでしょう。
少ない出る杭を確保するために、給料を高くしなければならないという背景があります。
この辺りも考慮しながら、自分にあった企業はどちらのタイプか
しっかり理解した上で、企業を選ぶことが重要になるのです。
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