この神社、ご想像つく方はいらっしゃいますか?
日本一の金運神社との呼び声も高く、全国から参拝者が後を断ちません。
本当に凄いパワーを持っている神社です。
その名は、石巻沖の金華山という霊島に鎮座する「金華山黄金山神社」です。
タイトルにあるように、この神社はパワーが凄まじく、なんと3年続けてお詣りすれば、
一生お金に不自由しないと言われているのです。
神社好きとしては、これを聞いたら行きたくなりますよね笑
ただし!
この神社、行くのがめちゃくちゃ大変なんです。
一生お金に不自由しないためには、生半可な気持ちではダメなんだと思い知らされました…。
今回は、そんな日本で最強とも言われる金運神社「金華山黄金山神社」をご紹介します。
概要
金華山黄金山神社
〒986-2523 宮城県石巻市鮎川浜金華山5番地
TEL : 0225-45-2301
由緒は、今から凡そ1270年前、聖武天皇の御世 天平21年(西暦749年)に、
陸奥の国守百済王敬福が朝廷に黄金を献上したところから始まります。
大仏建立に黄金を必要としていた天皇は大いに喜ばれ、年号を天平勝宝と改められました。
ここ金華山は、我が国最初の産金として有名なことで、この祝事に因み、
同2年牡鹿連宮麿等が相議り国守に請願し、秀麗の地金華山に金を司る金山毘古神
(かなやまひこのかみ)・ 金山毘賣神 (かなやまひめのかみ)を奉祀し、
神社を創建したのが、金華山黄金山神社とのことです。
また、金華山は、江ノ島・厳島・竹生島・天河と共に日本五大辯財天の一つにも数えられます。
アクセス
地図で見るだけでもわかると思いますが、この神社は離島にあります。
地図の右下の金華山という島にある鳥居のマークが金華山黄金山神社です。
当然、船を利用するのですが、ルートは2パターンの行き方があります。
一つは女川港から行くか、もう一つは鮎川港から行くルートです。
女川港は地図上部の真ん中にありますので、金華山まではかなり距離があります。
一方、鮎川港は、地図上で言うと金華山から左に2センチ程いったところにありますので、
こちらの方が距離が近く、オススメです。
とはいえ、鮎川港まではカーブが続く山道なので、クルマの運転は結構シンドイですが…。
女川港からだと船で40分、鮎川港からは20分くらいです。
私は、初訪問時は女川港ルートから行くことにしました。
というのも、自宅のある東京から石巻市までクルマで6〜7時間も運転していることもあって、
体力的にキツいので、少しでも近い港を選んだのでした。
ですが、この選択が後に金華山の厳しさを味わうことになろうとは、この時は思いもしませんでした…。
行き)女川港からフェリーで金華山へ
海、大荒れ…。
この日は、本当に荒れに荒れていました。
フェリーの中ではもちろん立っていられず、座ってても前の座席に掴まってないと
ふっ飛ばされそうなほど揺れが強かったのです。
フェリーが波の谷間に落ちるたびに、周りのお客さんからは「きゃー!」と悲鳴も聞こえてました。
実際、私もめちゃくちゃ怖かった…。
さらに、めちゃくちゃ船酔いもキツかったです。
他のお客さんも何人もダウンしてて、大変そうでした。
これ、冗談じゃなく、ホント凄かったんですよ。
波が凄すぎて、フェリーが波の谷間に落ちるんです。
波の谷間に落ちた時、周りの景色を見ようとしても波の壁しか見えないんですよ!
それはそれは、恐ろしかったです…。
あとで女川港に帰ってから、フェリーの運営関係者に聞いたところ、
普通だったら船は出さないレベルだと笑
ただ、この時はコロナ禍もあって、フェリーの運営会社も収入を得るか、得られないかの
瀬戸際だったようで、思い切って船を出す判断になったようでした…。
って、危ないだろ! 国交相海事局的にはOKなのか?!
色々思うところはありましたが、ホント命があって良かったです…。
やはり「3年続けてお詣りすれば、一生お金に不自由しない」状態になるためには、
その想いが本物か試されているんだろうな、と感じたのでした。
霊島・金華山
ちょっとここで霊島・金華山のご紹介をしたいと思います。
金華山とは、牡鹿(おしか)半島の海上にある島で、
地元では東奥三大霊場として知られている信仰の島です。
霊島というだけあって、この島には人は住んでいません。
神社の関係者は、神社に泊まっておりますが、その他に一般の人は住んでいません。
その代わりと言ってはなんですが、
「神の使い」として鹿や猿などの野生動物がおり、鹿であればほぼ100%出会うことが出来ます。
人が住んでいないところにある神社というだけで、パワースポットって感じですよね。
また、ここ金華山の周りの漁場は魚が豊富で、特に「金華サバ」が有名です。
魚的にも環境が良いみたいで、金華サバは丸々太っています笑
脂もしっかり乗っていて、本当に美味しいサバです。
訪れた際にはぜひお土産にどうぞ。
御朱印について
こちらが金華山黄金山神社の御朱印です。
この神社では、「3年続けてお詣りすれば、一生お金に不自由しない。」と言われているだけあって、
3年詣り専用のご朱印帳が売っています。
この3年詣り専用のご朱印帳を使って、3年分の御朱印をいただいた方には、
特別な記念品がもらえるそうです。
私は、個人的に所有しているご朱印帳を使って、3年詣りをしていたので、
記念品をいただくことはできませんでした。
(神職さんに交渉してみましたが、ダメでした…。)
皆さんの中で、3年連続でお詣りするぞ!という方がいらっしゃいましたら、
せっかくなので3年詣り専用の御朱印を買って、記念品をいただけるように頑張ってください!
せっかく訪問するなら、ガイドを付けるべし
この金華山、せっかく行くのでしたら、ガイドを付けることをお勧めします!
私は、女川港からのフェリーを予約する際に、ガイド付きのパッケージがありましたので、
そちらを申し込んでみました。
このガイドですが、神社マニアにとっては結構良かったです。
当日は天候が悪く、海は大荒れでしたが、その分、ガイドさんが気を利かせてくれて、
本来は外で境内を案内するところ、特別に神社の建物内を案内してくれました。
ご祈祷待合室から入り、祈祷殿を経由して、長い階段を登って、拝殿まで案内していただきました。
さすがに御本殿には入れませんでしたが、裏ルートで御本殿の目の前まで行くことができました。
また、昔の天皇陛下がご訪問された際に案内された部屋なども案内していただきました。
普段入ることができない中の通路を使わせていただいたので、特別感があって、
とても良い体験ができたと思います。
神社の由緒や、2011年の東日本大震災の話など、普段聞けないお話を聞けるので、
初めて訪問される際には、ぜひガイドを付けることをお勧めします。
参集殿について(おこもり)
境内には、「参集殿」なる施設がありますが、こちらは何と宿泊施設なんです。
参集殿は、昭和47年7月に開殿したそうで、お部屋の数も多く、100名以上が泊まれます。
もちろん、潔斎場という浴場(男女別)もあります。
古来、金華山に参詣するには、牡鹿半島の各宿場に泊まり、
なおかつ、金華山にも一泊しなければなりませんでした。
それは当時の交通事情もありますが、金華山は周囲26キロの島で、標高445メートルの山でもあり、
島内を歩いて楽しむには神社に泊まることがどうしても必要だったそうです。
神社に泊まることのメリットとしては、翌朝「一番大護摩祈祷」に参列することができ、
大祓詞を神主とともに奉唱し、護摩木の火を焚いてご祈願することができます。
私はまだ泊まったことは無いのですが、これは正直言って惹かれますね。
人が住んでいない霊島である金華山黄金山神社に泊まることで、
身体や精神をリフレッシュするだけでなく、本当の意味で穢れを落とし、
ご利益を授かれると思いますので、興味のある方は、ぜひ「お籠もり」してみてください。
なお、こちらの施設はお籠もり専用の施設のため、部屋にはテレビも無く、
タオル・バスタオル・歯ブラシ・ヘアドライヤー等も無いとのことです。
そのため、お籠もりされる方は、上記を持参されることを忘れないようにしてください。
ちなみに、料金は夕食・朝食・一番大護摩祈祷を含んで、一人当たり12,000円です。
帰り)金華山からフェリーで女川港へ
帰りもフェリーで帰るわけですが、フェリーの出発時間は決まっています。
最初に金華山に着いた際に、「帰りは12時30分に金華山を出発します。」のように
アナウンスされますので、指定の時間までに参拝を済ませて、フェリー乗り場に戻りましょう。
ちなみにですが、金華山フェリー乗り場と神社の間は、
無料の小型バス(9人程度乗れるワゴン車)がありますので、こちらを利用しましょう。
神社まで歩く人も結構いますが、これがなかなかキツいですし、歩くと結構時間がかかります。
一方、小型バスであれば、順番待ちの必要はありますが、
乗りたい人は必ず乗れますので、小型バスを利用してくださいね。
そして、帰りのフェリーですが…、
もちろん、帰りも大揺れ。
我が家の娘も途中からダウンしてしまいましたし、私も帰りは限界ギリギリでした。
何とか女川港に到着することができましたが、
船酔いと寒さで、今までの人生で一番ツラい旅路となりました。
皆さんは、船酔い対策だけでなく、雨や寒さなどの対策もしっかり準備して臨んでください。
私は、このような1年目の経験を踏まえて、
2年目以降は乗船時間が短い鮎川港から行くようにしました。
まとめ
金華山黄金山神社、いかがでしたでしょうか。
神社マニアの私にとっても、非常に神秘的な神社でした。
冒頭にもあります通り、この神社は
「3年続けてお詣りすれば、一生お金に不自由しない」
と言われています。
ただし、行くのは本当に大変です。
それでも、毎日多くの参拝者が来るそうです。
私の2年目は、海は穏やかだったので、楽しくお詣りすることができました。
3年目は、残念ながら台風に当たってしまい、船を出すことが出来ないので、
ホテルで待機し、翌日に何とかお詣りすることが出来ました。
(もちろん、台風一過なので、波は相当に高かったですが笑)
私は、何とか3年連続でお詣りすることが出来ました。
ですので、私は、これで一生お金に不自由しません笑
と思ったのも束の間、
3年目のフェリー帰着後に、フェリー運営関係者から驚きのお言葉がありました。
「4年目の御礼詣りを以て、全て完遂となるんだよ!」と…。
え!?
まだ来年も行かないといけないの…!?
やはり、「一生お金に不自由しない。」ためには、相当頑張らないといけませんね笑
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